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2014.06.26 | 東北支援のポット苗づくり

三五グループでは東北の復興支援のために、東北産の種子をいただいてポット苗木を作っています。苗木は、津波で甚大な被害を受けた沿岸部の土地に植樹され、将来は森となり、津波の力を減衰したり、避難場所としても機能します。

三五の森づくり、社会貢献事業の一環として三五グループでは、とよはし工場、豊田工場、福田工場、八和田山工場、三好工場、ECO35、三福、三五三重で東北産の苗木を育成しています。各工場の有志たちが植えたドングリは今、発芽生長真っ只中にあります。

昨年からは、自分たちで育てた苗木を東北被災地に植えに行く活動も行っています。

今年は宮城県岩沼市の千年希望の丘植樹祭に、ECO35で育成したタブノキ、およびとよはし工場で育成したシラカシを植えてきました。植えた本数はささやかですが、命を守る森の防潮堤をつくることに参加し、非常に重大な使命感を感じました。また、自分たちで育てている苗木の重要性を再認識できました。各工場の苗木担当者も復興植樹祭に参加して、新たな決意を持って育成管理に臨んでいます。

森をつくるという事は、単純に緑を増やすとか、動物が棲むなどという意味合いだけではありません。人間は緑に依存して生きています。健全な命、健全な体を育むためには必ず緑が必要です。それは精神、食、防災、防火、温度調節、遊びなどあらゆる角度から森は私たち人間の役に立ってくれています。三五の森づくりは、社是にもあるように人間の健全な子孫繁栄のためです。

下の写真はECO35の森です。植樹から8年が経ちました。都会の中にさわやかな癒しを与えてくれています。被災地に植樹した苗木も、いずれこのような森になることでしょう。未来の人々が、なぜこのような森を我々が残したのかを理解し、継承してくれることを期待して、これからも苗木づくりに励みます。